刺繍の素材・加工方法

素材

素材:ツイル

一番良く使用される定番生地になります。光沢感があり、表面が平らなため細かいデザインのところも再現しやすく、斜めの織り筋が入ってます。

素材:フェルト

光沢がなく、起毛していて、ボリューム感がある仕上がりになります。柔らかく、暖かいイメージがあります。

縫い方

お客様からご依頼頂いたロゴ・デザインは大きく分けて3通りの刺繍表現【サテン縫い(フリ縫い)・タタミ縫い・ランニング縫い】方法の中から、
頂きましたデータからご提案いたします。
刺繍の縫い方や糸については様々です。それぞれの特徴について説明します。

縫い方:サテン(青色の部分)

デザインの端と端までをステッチする縫い方です。
この縫い方で文字を刺繍表現した方が綺麗に仕上がります。 綺麗に縫える幅は6mm~8mm程です。
10mm以上の場合には、タタミ縫いを用います。

縫い方:タタミ(肌色の部分)

畳の目のように細かく針を落として縫う方法です。
縫い幅が10mm以上の時や土台部分で主に使われます。
他の縫い方より耐久性が高く、ほつれにくい縫い方になります。

縫い方:ランニング(黒い線の部分)

主に輪郭線を縫うときに使います。 並縫いのように、等間隔で布の表裏から交互に針を出し入れする刺繍のことです。アウトラインや細かいデザイン、下縫い、渡り糸でよく使われます。

外枠がかり加工

ヒートカット

縁を溶かしてワッペンをカットする方式です。
ロック加工方式同様、縁かがりは入りますが、縁の外側にヒーターで溶かした生地の跡が残ります。
グッズ販売・ノベルティー品としてのワッペンでは一般的で人気の手法です。

レーザーカット

レーザー光線の熱で溶かしながら、自由な形状にカットできます。
切れ目が綺麗に仕上がり、生地本来の味を出してくれます。
型が不要なため、小ロットに適しています。

ロック

四角・三角・丸型の形状だけに適用できる加工方法です。
ヒートカット方式にくらべると、一見すると違いはありませんが、豪華な雰囲気に仕上がります。
太い特殊糸を使用する為、糸色数に限りがありますが、基本色は取り揃えています。

裏面加工

裏面加工:アイロンシート※ワッペンのみ

服やバックへの接着をご希望のお客様はアイロンシートをご利用下さい。

  • アイロンの設定:中温(120℃くらい)スチームは切ってください。
  • 貼り付ける生地の上にワッペンを置き、上から当て布をする。
  • 20〜30秒ほど 体重をかけるように圧着します。
    この時にアイロンをすべらせるように動かすとズレることがありますので、上から抑えるような感じでプレスしてください。
  • 十分に接着させるため、裏からもアイロンを当ててください。
  • 熱が冷めてから、しっかりついているか確認します。

裏面加工:生地貼り合わせ

フェルトの生地を選択して頂き、刺繍と生地を貼り合わせます。
裏面に見える刺繍の跡がみえず、綺麗な仕上がりとなります。